やまなみこども園

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ひかるつめくさ基金

ひかるつめくさ基金 設立の経緯

卒園保護者のみなさま お変わりございませんか?
在園保護者のみなさまにはNPO法人ひかるつめくさの保育活動を支えて頂き、ありがとうございます。

1976年、熊本の片隅で産声をあげた、ほんの小さなあかりのような保育園。始まりは保育士二人、子どもが三人の出発でした。どこからも公的補助のない認可外の保育園で、奇跡のように四十八年続けてこられたのは、ひとえにやまなみの保育を信頼し、大切な子どもを私たちに託してくださったみなさまのおかげです。

四十八年の間にはいろいろなことがありました。古いアパートをリフォームして始まった保育園で二十年間子どもたちと暮らしましたが、一九九三年熊本を襲った台風でいよいよ危うくなりました。二十年をひと区切りとして、これまでとあきらめるか、新園舎を建てるか選択を迫られました。自力での園舎建設はとてもハードルが高く、とうてい叶わぬ夢に思われました。
えらかったのは当時の保護者のみなさんです。やまなみの保育の火を消すわけにはゆかないと物販部を立ち上げ、寄付を募り、二年足らずで一千万の基金を集めてくださいました。
それはとても尊い火種となりました。今もあの時頂いた真心は胸の奥でずうっと静かに燃えています。
やまなみは私が保育が好きで個人で設置し、後先考えずに始めたのですが、いつの間にか子どもたちや職員や、保護者などみんなの公的な場所になっていたのです。
となりにはいつも子どもと保護者と職員仲間がいました。みんなの想いを勇気と力にして、新園舎建設を決心して、銀行に融資のお願いに行ったのでした。行政をアテにせず、個人でやるには財力も何もない身で無謀だと言われましたが、何度も面接を受け、事業計画の審査を受け、最後には億を超える融資を受けることができたのです。
あれから二十八年、当時夢のようなピカピカの園舎でしたのに、いま老朽化が目立つようになりました。十二年前、念願だったくじらほーるができて、熊本震災の時は十日間私設避難所として皆さんの役に立つことができました。保育活動の場は確実に拡がりましたが、三十年間絶え間なく返済は続いています。でも自分で決めて背負った荷ですから、苦に思ったことはありません。
熊本市は二十年前から国の待機児解消政策とリンクして、認可外保育園の認可化、企業主導型の設置を進めてきました。このころ市内に七十あった認可外保育所の多くは認可を受けたり、小規模に移行したり、あるいは力尽きてしまったりしました。生き残った認可外はほんのわずかです。
もしやまなみが認可園になっていれば、ころぼっくるもポランもなかったはずです。認可園であれば運営費が十分ですから、バザーも物販もしなくていいし、建て替え資金もプールできるのです。どちらが幸せに続く道なのか? たぶんこれがよかったのです。

時代は移り、職員の労働時間、給料など認可園の三分の一以下の運営費で賄う認可外園にとっては、どんなにがんばっても追いつかないことが最大の悩みでした。九年前保育課から小規模保育所を募集するので、手を挙げませんか?という情報をいただき、一か月で必要書類の準備、保育所にふさわしい貸家探しなど、準備して認可をもらったのです。
そして五年前企業主導型もすべり込みで許認可を頂きました。三園は運命共同体で、保育内容・運営・人事すべてを共有・共働しあって、よりよい保育を目指しています。
ころぼっくる・ポランどちらからも助成金のないやまなみに資金移動をしてもらっています。おかげで長年の念願だった職員の処遇を改善することができました。認可外だけではとうてい果たすことのできなかったことが、二つの公的助成のある園のおかげで可能になったのです。
それでは生産性のないやまなみを切り捨てればいい?そんなこと誰も思いませんよね。力の弱いものをてっぺんに、支え合うことができるのが成熟した人間社会の姿です。人は誰もが助け合いたい、役に立ちたいと心の底では願っているはずですから。
ポランができて五年、園舎は四分の三の建設費が公費で出ましたが、土地と残りの建設費は工面しなければなりませんでした。ポランも百名を超えるようになると、どうしても広いホールが必要となります。ホールができてポランの施設は完成すると考えていました。保育活動の充実を最優先にしてホール建設にふみきりました。

同時期に二十八年を経たやまなみ本園の老朽化は思いの外進んでいて、いま外壁や屋根など補修しないと、何年も持たないと診断されました。やまなみはなるべく早く大改修をしなければならなくなりましたし、ポランのホールも資金不足で工事は止まっている状態です。本来福祉国家であれば行政がしなければならないところを、制度が未熟なために応急のツギアテを誰かがしなければ、あっという間にこのような場所は消えてしまうことになるのです。事情を知る立場の保護者が寄付を募り、クラウドファンディングで資金をを集めましょうと言って下さって、準備会が発足しました。

保育園は利益を生み出す事業ではありません。子育てという営みを通して未来を創る仕事をするところです。やまなみを母体として、ころぼっくる・ポランが誕生し、やまなみのような一人一人が大切にされ、豊かな育ちが保障される、そうして子育ての夢をみんなで紡ぐ場所が広がったのです。うれしいではありませんか。楽しいではありませんか。

それでこれからおねがいする寄付についてです。
当然のことですが強制ではありません。シンプルにお考え下さい。“放っておけないじゃないか”“ようし、助けてやろう”そう思ってくださる方が、喜んで一灯を献じて下さればそれで十分です。これからも十年、二十年 また園舎建て替えも展望しながら、つめくさ基金は今回だけでなく、やまなみ存続を永く支える活動になると思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

寄付しようとしまいと、ここに子どもを託して下さった保護者のみなさん、おひとりおひとりは大切なやまなみ応援団であることに変わりありません。応援団あってこそ、私たち職員一同心ひとつに子どもたちと輝く日々を創り、前を向いて歩いてゆくことができています。

やまなみはずうっと変わらないであなたのふるさとであり続けたいと願っています。

追伸
この手紙を書いていて、ふと気づいたことがあります。
やまなみは子どもも職員も保護者も卒園OBも大きな家族のように愛し合い、繋がっている。なんだか平和で楽しい天国のようだと・・・
そうだ、私はしあわせなことにずうっと天国にいたんだ・・・と。

NPO法人ひかるつめくさ 理事長 山並  道枝

職員メッセージ

こずみん

池見ばぁば

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寄付金額上限下限はありませんので、お心遣いを賜りますと幸いです。
募集期間無期限
寄付金控除について本基金へのご寄付は、寄付金控除の対象ではありません。ご注意ください。
氏名、企業名、メッセージの公開寄付者からのメッセージとともに、本ページにて公開いたします。
公開の有無は選択できます。
お問い合わせ先NPO法人ひかるつめくさ
ポランのひろば 園長 佐伯 由佳
TEL:096-365-9567
メール:tsumekusafund@yamanamikodomoen.or.jp

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    寄付者からのメッセージ

    都山香奈子

    2024/06/11

    これからも、やまなみこども園を応援しています。
    いつまでも子供たちの帰る場所がありますように!

    吉本源

    2024/06/06

    2012年、やまなみこども園をかいぴー、まっつんの元から旅立った源です。
    2014年、訳あって北九州へ帰りました。弟の温はやまなみこども園を卒園できなくて、転園した保育園に馴染むまで時間がかかりました。

    そんな弟、温はサッカー選手を目指し福岡のサッカー強豪校へ通っています。源は目的を持って経営学部のある大学に進みました。

    幼少期の心の根っこを作ってくれたのは、やまなみです。やまなみで培った経験を、これからの人生にも活かしていきます。
    少しだけど、寄付します。
    クラファンの呼びかけもします。

    やまなみの仲間には会う機会がほとんどないけど、今でも大切な仲間だと思ってます。

    なべしましょうこ

    2024/06/03

    お世話になっております。今後もお世話になります。やろうと思った時にやれるだけさせてもらおうと思ってます。